坐骨神経痛は、骨盤のゆがみが原因です。
そして、骨盤をゆがめているひざを整えると、坐骨神経痛がぶり返さなくなります。
坐骨神経痛の症状とゆがみの関係
坐骨神経痛でよく見られる症状は、腰やお尻から太ももやふくらはぎまで続く痛みやしびれです。
坐骨神経とは、腰から始まって足先まで続く長い神経。
この神経が圧迫などの負担を受けると、痛みやしびれが出る。
この状態を、坐骨神経痛と呼びます。
坐骨神経は足の裏側を通っています。
ですから、足の裏側に痛みしびれを感じます。
坐骨神経痛の痛みがひどくなると、しゃがめなくなる・足をひきずりながら歩くようになります。
結論から言えば、坐骨神経痛を持つ方は、ひざがゆがんでいます。
坐骨神経痛になった方にひざの調子を聞くと、だいたい調子が良くないです。
多くの場合「痛い・重苦しい・動きが悪い」等、不調を訴えます。
そんな不調は、できる限り早く楽になりたいですよね。
そして、座骨神経痛は骨盤のゆがみが主な原因です。
骨盤はひざと深い関係があります。
ひざのゆがみが座骨神経に負担をかける、と言えるのです。
坐骨神経痛の真実ー腰と骨盤、ひざ、足首の関係
座骨神経痛の方を多く調えた経験から、次のことが言えます。
ひざに、何らかの理由でゆがみが生じた。
ひざが十分動かなくなり、負担が骨盤や腰にずっとかかるようになった。
腰や骨盤がゆがみ、坐骨神経痛として症状が出てきた。
こんなプロセスで、坐骨神経痛ができると思われます。
ひざの不調が座骨神経痛のすべて、とは言えません。
でも、ひざを調えることで座骨神経痛は楽になることが多いです。
痛く不調な腰や骨盤だけを触っても、仕方ありません。
痛みがある場所に負担をかけている場所を整える。
ぶり返しのない調整を整体で実現するには、この方法がオススメです。
ひざを整えれば、自然と骨盤が整い、坐骨神経痛を楽にすることができます。
先日見えた50代女性のお客様も、長年坐骨神経痛でお困りでした。
ひざを整えて坐骨神経痛が楽になった施術例
『お尻の左側が痛くて、太ももの裏側がビリビリするんです』
「それはお困りですね。病院にかかりましたか?」
『はい、整形外科で坐骨神経痛ですよと言われ、痛み止めと湿布が出ました』
お話を伺うと、高校生の時ひざを痛めたそうです。
陸上部で短距離の選手だったそうですが、ひざが痛くて途中からマネージャーに転向された。
腰痛も何度か繰り返しています。
『半年くらい前から、なんだか右足が重いな、と思ったら右の太ももが突っ張って、しびれてきたんです』
そのうち右のお尻が痛くなり、どんどん痛みは強くなった。
確かに、典型的な座骨神経痛の感じです。
身体検査をすると、右ひざと右そけい部がゆがんでいました。
骨盤も全体的に硬くなっています。
ひざが骨盤をゆがめているかな・・・。
坐骨神経痛ですから、その名前の通り坐骨周辺を整えなければなりません。
右ひざを整え、そけい部と対応させて骨盤周りを整えます。
尾てい骨周辺のゆがみも整えました。
右ひざの関節の硬さをゆるめ、もう一度そけい部と対応させます。
もう一度、骨盤を微調整しました。
最後に、股関節の左右差を解除して終了です。
『お尻の痛み軽くなりました。ふとももの突っ張りもだいぶ楽です』
立った姿を後ろから見ると、両足に重心が均等にかかっていました。
骨盤のゆがみなくなったのを、確認しました。
左右均等に重心がかかるようになれば、座骨神経痛も楽になるものです。
このお客様はこの後、4か月くらい整体を受けていただき、調整はおしまいにしました。
最近はメンテナンスに月1回通われています。
先日はニッコリ微笑みながら『先生、おかげさまで靴底の減るのが、左右差がなくなりました』とおっしゃいました。
私もつられて、ニッコリと微笑んだ次第です。
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