渋谷です。
『臼蓋形成不全で、痛みとは一生つきあうしかない。ひどくなれば手術、と言われました』
右股関節臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)と診断され、痛みがどんどん強くなってきた。
右足を引きずるようになり、家族にも心配されるように。
『整体とツボの調整を受けて、寝返りしても股関節痛は出なくなりました。朝までグッスリ眠れるようになって、体調もいいです』
股関節痛を芯から整える、無痛ツボ整体の施術例です。
足の指にひびが入って、股関節もレントゲンをとったんです。すると・・・
『股関節が痛くなってきたのは、1年半ほど前です。私、臼蓋形成不全と言われて』
お客様は50代女性。
お客様は、仮にN様としておきます。
ご主人と小学生の子どもの3人家族。
出産後は、子育てに大忙しの毎日だそうです。
「股関節痛になって、どれくらいですか?」
『1年半ほど前、子どもの学校行事があって、長時間しゃがんで撮影していたんです。それから、股関節痛が出てきました』
「これまで、股関節痛になったことあります?」
『ないです。だから未だに信じられない面もあります』
「そう・・・どうして臼蓋形成不全とわかったんです?」
『半年ぐらい前、テーブルに足の小指をぶつけたんです。1週間たっても痛みが引かないので、整形外科に行きました。股関節痛の話をしたら、レントゲンとりましょう、と言われて。それで、専門病院を紹介されて再検査で、言われました』
「じゃあ、股関節そのものがゆがんでいますね」
『私の股関節痛、軽くなりますか?』
「身体のゆがみを整えれば、臼蓋形成不全でも股関節痛は軽くなりますよ」
『時間がかかるのはわかっているので、よろしくお願いします』
N様は立ち上がりながら「アタッ」と股関節に手を添えました。
臼蓋形成不全とは
臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)とは、股関節そのものの不具合です。
股関節は、骨盤内側にある凹部と、太股の骨:大腿骨(だいたいこつ)の先端凸部がくっついて出来ています。
臼蓋は、骨盤内部にある凹部を指します。
臼蓋形成不全とは、この凹部が浅く、形や角度が不十分な状態です。
大腿骨の先が、凹部に十分はまりません。
その結果、股関節に痛みが出ます。
臼蓋形成不全で股関節のゆがみが強くなると、手術の適応になります。
引用 NHK健康 変形性股関節症の治療 手術(関節鏡手術・骨切り術・人工股関節置換術)について
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_297.html
股関節痛調整:身体のゆがみを整える
まずは身体を調べます。
右足が短く、骨盤の右側が上にずれている。
腰骨が左にずれて、ねじれている。
骨盤と腰のゆがみを整え、反応が出ているすねと足首を調整。
もう一度腰を調べ、腰骨の左ずれを戻します。
『先生、腰回りがポカポカしてきました』
「ゆがみが整うと、血液の流れも良くなりますからね」
『末端冷え性なんです。昔からゆがんでいたんですかね』
「整体を続ければ、冷え性も減りますよ」
「じゃあ、ゆっくり施術ベッドから降りてください」
『・・・腰が重い感じです』
「ゆっくりでいいので、しゃがめます?」
『ここまで行くと、股関節痛が出ます』
N様は、ひざを90度くらい曲げたところで動きを止めました。
ふむ・・・これは整体だけじゃダメだな。
ツボの調整で、身体の奥を整えなきゃ。
「もう一度、施術ベッドに寝て下さい」
股関節調整:ツボを整えると、しゃがんで股関節痛半分になった
N様の身体を調べながら、異常な反応が出ているツボを探します。
腰の左側のツボが反応しています。
他は、右すね内側やひざ内側にも。
すね内側やひざ内側は、婦人科の不調と関係が深いツボ。
反応が強い、腰とひざ内側のツボを調整します。
続いて、上半身のツボも調整します。
左手首のツボを整えると、右足の動きが良くなりました。
股関節が上半身から負担をかけられていることも、よくあります。
「ゆっくりでいいので、下に降りてみて」
『足が軽いです。まっすぐ立っている感じします』
「腰をひねると、重い感じします?」
『大丈夫です。へえ~ウソみたい』
「じゃあ、ゆっくりしゃがんでください」
『最初より少しましですが、股関節痛いです』
「もうちょっと調べましょう」
確か、N様は40代後半で閉経したって言ってたな。
すると、ここかな・・・。
ヘソ下で反応しているツボを整えます。
「もう一度、ゆっくりしゃがんでみて」
『はい・・・アッ、大丈夫大丈夫。いけるいける!』
N様は深くひざを曲げて、こちらをジっと見上げました。
『最後まで曲げると、まだ痛みが出ます。でも、痛みは半分くらいになった。スゴイ!』
ヘソ下のツボを整えて、股関節痛が楽になる理由
N様の右股関節は、子どもの頃から臼蓋形成不全があったと思われます。
交通事故や転倒など、股関節に衝撃を受けた経験がないので。
じゃあ、なぜ股関節痛が出なかったのか?
若い頃は骨盤が元気で、股関節のゆがみをカバーできた。
更年期や閉経で子宮や卵巣が衰え、その結果骨盤を支える力が弱くなり、股関節に負担がかかってきた。
その結果、股関節痛が出てきた。
子宮や卵巣は、骨盤内部にある臓器。
骨盤内にある臓器が衰えれば、骨盤が支える力も衰えるわけです。
N様はその後定期的に調整を受け、セルフケアも熱心に続けました。
およそ半年で痛みは無くなり、違和感が少し残る状態に。
最近は月一のメンテナンスです。
『先週、ママ友のエアロビに思い切って参加したんです。痛みはほとんど出ませんでした。1年半前とは全然違います。先生のおかげです!』
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